ECサイトの構築方法

業種や規模を問わずに事業の販路拡大やより多くのお客様に自社商品やサービスをアプローチする手段のために、ECサイトを構築してインターネットを通じたビジネスを展開するということは、今では当たり前の施策となったいます。

このコラムを読んでいる皆まの会社でも、すでにECサイトを運営していたり、少なからずともECサイトを通じたビジネスへのニーズやチャンスに魅力を感じているのではないかと思います。

ECサイトの構築方法

企業がECサイトを構築する方法として主にあげられるのは、
1.フルスクラッチ
2.ASPクラウドサービス
3.モール
4.パッケージ
5.オープンソース
の5つがあります。
それぞれの特徴とメリット、デメリットを解説していきます。

1.フルスクラッチ

メリット

  • ゼロから制作するので自由度が高くどんなカスタマイズも連携もできる
  • 運営途中での仕様変更にも対応できる
  • 機能の拡張性が高い

デメリット

  • CVR(コンバージョンレシオ)を高めた制作は内製に頼らなければならない
  • 制作会社に頼むと制作に数千万円以上の膨大な費用と時間(半年から数年)がかかる
  • 自社開発・制作会社依頼にかかわらず3~5年で陳腐化してしまう
  • 開発ベンダーに元からあるフルスクラッチをお願いするとしてもソースコードの開示が前提

特徴

ECサイトにおいてのフルスクラッチとは、ECサイトをゼロから開発する方法です。
フルスクラッチは費用も時間も1番かかる方法になりますが、その分最も自由度が高い方法です。

最近ではECサイトへの費用対効果を考慮してフルスクラッチで制作するケースは稀であり、特殊な業務形態を持たない企業でない限りメリットの少ない方法です。

2.ASPクラウドサービス

メリット

  • モールよりも自由度が高いECサイト制作ができる
  • ECサイトに必要な機能を最初から実装できる
  • 月額料金がかかるが、安価に利用できるプランもある
  • パソコンやサーバーへのソフトウェアのインストールは不要である
  • 特別な知識や技術が無くても制作できる

デメリット

  • ECサイトの規模や実装する機能によっては割高になる
  • 機能や容量に制限があるため100%自由ではない
  • 自社の業務フローに合わせたカスタマイズが難しい

特徴

ASPとはアプリケーション・サービス・プロバイダの略のことで、インターネットを通じてシステムを提供するサービスまたは事業者を指す言葉で、最近ではクラウドサービスという呼び方の方が浸透しているのがおわかりではないでしょうか?

ASPを利用するとパソコンやサーバーにソフトウェアをインストールすることはなく、インターネットを通じてサービスを利用することで簡単に自社のECサイトを構築することができます。
ショップ運営者・管理者は、特別な知識と技術が無くても、テンプレートをもとにして好きなデザインのECサイトを構築することが可能です。

ASPではモールで制作するよりもECサイトを構築する自由度が高いので、自社ブランドを全面に打ち出すこともできます。
ただし、ASPを利用するにあたって月額料金が発生するため、その費用を考慮しなければなりません。

3.モール

メリット

  • ECサイト運営を支援するサービスが受けられる
  • ECサイトを簡単に制作するツールが揃っている
  • モールが提供するポイントやキャンペーンで集客効果がある
  • 最初から集客に力を入れなくてもモール自体に集客力がある

デメリット

  • モールに販売手数料としてマージンを支払う必要がある
  • モールに対する集客数は高いがその分競合も多い
  • ECサイト構築のデザイン自由度がテープでデザインなどで競合他社との差を出すことは出来ない

特徴

モールとはいわゆる楽天市場やYahoo!ショッピングといった、複数のECサイトが寄り集まっているオンライン型モールのことです。
ECサイトをモールに出店する場合は、モールが独自に備えた機能で簡単にモール内へECサイトを構築することが可能です。
たとえば楽天市場ではRMS Service Squareという、ECサイト制作ツールを提供しており、Webサイトに関する特別な知識や技術が無くても誰でも簡単にECサイトを構築でき、コストもあまりかからないので初めてECサイト事業を展開する企業でも安心となるでしょう。

ただし、モールには競合店舗が多いことを筆頭に、誰でも出店できる趣旨の元で作られていますので、ECサイトの自由度が低くなるという点に注意が必要となります。

4.パッケージ

メリット

  • フルスクラッチに比べてコストが安く制作できる
  • 他のシステムとの連携が可能で業務フローに合わせやすい
  • リソースを自社で確保するのでアクセス数の多いECサイト向きである
  • デザインの自由度が高く自社が思うECサイトを制作することができる

デメリット

  • 独自業務に対応するためにはカスタマイズが必要となる
  • サーバー調達やインフラ整備が必要になる
  • バージョンアップに多大な費用がかかる
  • 自社開発・制作会社依頼にかかわらず3~5年で陳腐化してしまう
  • ECサイト以外の要件が多い時は、フルスクラッチで作らざるを得ない
  • ECパッケージベンダーにとって自社のパッケージプログラムを流用できないシステムの受注は”やんわり”と断ることが多い

特徴

ECサイトでのパッケージとはある程度開発されたフレームワークをもとにECサイトを構築していく方法のことで、中・大規模ECサイト制作によく使われる方法です。
パッケージでの制作は、ECサイトに必要な機能がある程度実装されたフレームワークをベースにして、自社が求めるECサイトを構築していくことになりますので、フルスクラッチよりもコストが安く押さえらて容易に開発できるのが特徴です。

ただし、こちらでは容易とはいってもECサイト制作に関する知識や技術は必須となりますので、自社にシステム開発部門がない限り制作会社にお願いすることとなります。

5.オープンソース

メリット

  • 誰でも無償でインストールでき商用利用もできる
  • デザインの自由度が高く自由なECサイト制作が可能
  • アドオンが多く機能拡張が容易にできる

デメリット

  • ECサイト制作、運用にあたって知識と技術が必要になる
  • セキュリティリスク対策が必要になる場合もある
  • 対応できない決済方法がある

特徴

オープンソースはインターネット上で公開されているソフトウェアのことであり、誰でも自由にインストールおよび商用利用ができるのが特徴です。
オープンソースで特に人気が高いCMS(コンテンツ管理システム)では、WordPressがあげられます。
もともとWordPressはブログ制作のオープンソースですが、最近ではECサイト構築でも広く利用されています。
オープンソースは何より無償で利用できるというのが利点で、アドオンも多く開発されていることから、拡張性にも優れています。

WordPressでECサイトを構築する場合、ご自身や勤務先でHTML、CSS、PHP、(MySQL)が理解している方で、自由にデザインしたい方やご自身や社内で対応が出来る場合におすすめです。

ただし、ECサイト構築にあたってコーディングなどの専門的な知識や技術が必要になりますので、さほど知識がない人が思いつきで始めても壁にぶつかり頓挫してしまうことは明白です。

WordPressのECサイト用プラグインについて

WordPressプラグインで日本製のものは、
1.商品代金設定が最初から日本円になっていること
2.支払い方法に代引きや振込が入力されている
3.配送業者に佐川急便、ヤマト運輸などが最初から用意されている
といった機能が予めあり、その機能を利用することできますので、その分開発に浪費する時間が短縮できるため便利です。

主なプラグインは次の通りです。

WELCART(ウェルカート)

WP−OliveCart

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